Monday, July 28, 2008

山上げ祭


今週の土曜日は、栃木県烏山市で行われる山あげ祭に行ってきた。
彼の同僚の方々に連れて行ってもらった。

お昼はまず矢沢のやなというお店へ。
やな場といって、川をせき止める感じで鮎の罠を仕掛ける。
その横に大きな食堂があって、とにかく「鮎尽くし」。
甘露煮、フライ、炭焼き、おにぎり・・・
とにかく全部、鮎鮎鮎。
計5匹の鮎が私のお腹におさまった。しょっちゅう食べたくなるかんじでもないけど、こういう「体験」ができたことがうれしいんだよね。

そして次に向かったのが、烏山の山あげ祭。
重要無形民俗文化財に指定されている、野外歌舞伎。
とにかく設置が面白い。
二つの神輿が止まって、そこにつまれていたものがどんどん男たちによって組み立てられていく。約1時間で野外劇場が完成する。しかも本格的。道路に設置するから、背景に置く景色(山や滝)はかなり間隔をあけて設置できる。正面から見ると、とっても立体感のあるものに。それぞれの背景が木の骨組みと紙でできていて、立てるときは大勢の人によってあげられる。そこから、「山あげ祭」の名前が来ている。市内のいろんなところで3日間にわたって一日数回ずつ公演をする。何回も移動するし、そうとう疲れるんだろうけど、地元の人たちはかなり熱くなってるようでした。

歌舞伎なんて初めて。
踊りやしぐさにそれぞれ意味があるんだろうなぁ。
と思いながら見ていた。
表現方法(着物を脱いでいくとか)が私が知っているものとは違って、面白かった。
「将門」という歌舞伎。
色仕掛け、立ち回り、ガマ妖術・・・なにかおどろおどろしい雰囲気の空間が炎天下で繰り広げられる。
そして真っ白に化粧し、何枚もの着物を重ねた女と男。独特な世界にぞっとした。

その後、大型バスの中で、移動中の主役の女の人が、そのままの顔と服でタバコをぷかぷかしてたのにはちょっとウケた。