関西へ

ちょっと、祖父母の家に遊びに行ってました。
明石まで。

久しぶりに聞こえてきた関西弁。
右側に並ぶエスカレーター。
海と山が近い神戸。

自分は関西弁なんて話せないけど、
小さいころから親戚中が関西弁だから
どこか懐かしい響き。

もう70才を超えているのに
私の買い物に付き合ってくれるくらい
おしゃれ大好きなおばあちゃん。
新聞のファッション紙面の写真を見ながら
「今年流行る色は何かしらね～」とチェックする。
小さいころは、私の服、すべておばあちゃんお手製だったなぁ。。。

ちょっとお酒が入るとおしゃべりになるおじいちゃん。
自分の中学生時代のあだ名は「坊ちゃん」「くろべぇ」だったんじゃ、と話してくれました。

・・・ちなみにお二人の結婚式の写真まで見ました。

家から海が近いから見てきた。
秋だから静かな浜。
気持ちいいくらいの風が吹いて
この季節にしては暑すぎるくらいの日差しの中、
おばあちゃんと岩場に腰掛けておしゃべり。

時間がゆったりと流れていきました。

帰りの新幹線。
京都から乗ってきた初老のおじいさん。
3年5ヶ月前に亡くなったという奥さんの写真を大事そうに抱えて座った。
そして。
いったん話し始めたら止まらない。
ものすごい旅行をしてて、
歴史にも詳しい。
坂本竜馬のファン。
藤沢にある自分の家の話から、江の島や鎌倉ツウであるという話。
北は北海道から南は九州まで。
最近の刑法の話から
自分の息子話まで。
とにかく2時間10分止まらず。

多少疲れたけど、
面白かったなぁ。

たまに笑って、
「今天国で奥さんが怒ってるよ。若い娘さんとこんなに話してて。」

大事そうに写真を持って
小さめの荷物を一つ抱えて
小田原で降りて行きました。

いつかまたどこかで。