Thursday, May 08, 2008

熱狂の日


la folle journee...
クラシックの音楽祭。

GWは、そのお祭りでボランティア。
基本的には、フランス人の記者に同行して、必要だったら通訳する、っていう仕事。

問題は、
その記者が、かかわった人たちにことごとく迷惑がられ、嫌われれるような
わがままさんだったこと。
だから、いろんなコンサートに行くたびに、
イベント側と記者側が険しい雰囲気になり・・・

そして通訳者というのは、
なぜか、とばっちりを受ける。
つまり、両方ともお互いの言ってることがわかんない。
でも、怒ってる。
通訳中でも口をはさんで、何言ってるの?って聞いてくる。
そして両方とも、怒りをあたかも通訳者が悪者かのようにぶつけてくる。

一度は、スタッフに、こちらの不手際なのに、通訳さんに荒い口調で話をしてしまいすみませんでした。
って言われたくらい。

まぁ、でもでも。

ものすごくたくさんの演奏を
久しぶりにホールで聴けた。

音は触れないし見えない。
シューベルトやベートーベンの曲は
何度も聴いたことがあっても、その日、その場で聴けるその人の演奏は
その場限り。
何百年も前に作曲されたものでも、永遠に「現代的」とはそういうことかもしれない。

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「まずはじめに自分が何者であるかを断定し、そのうえで、勇気をもってそのアイデンティティを手放し、それによって帰還の道を見いだす。これが音楽の本質」