Friday, December 07, 2007

読書

大手町バイトを始めて二ヶ月近くになる。
とにかく、通勤に時間がかかる。
家の最寄の駅についても、そこからバス、だからね・・・。
だから、何ができるかって、やっぱり読書。
電車の中で、運良く座れれば、家にいるときよりも逆に集中して読んでしまう。
というわけで、最近、かなりのペースで読んでる。

阿部公房の『砂の女』に衝撃を受けた。
人間の本質とは。
目的と手段を誤ることの恐ろしさ。
それに気づかない人間の愚かさ。

人間の欲とは、必要以上に装飾をされたもの。
本当の姿は見えなくなるもの。
人間の存在意義はあるのか、ないのか。
そもそもそんな問いかけに意味があるのかないのか。

背筋がぞくぞくするこの恐ろしさとむなしさ。
すごい小説を久しぶりに読んだ。

次はKafkaに挑戦~!