Monday, December 28, 2009

締め切りまであとわずか。

昨日が最後のゼミだった。

いつもは褒めたりすることがない先生なのに。
昨日は突然、M2を褒めてくれた。
(最初は冗談かと思った)
本当に嬉しかった。
「ゼミ生同士、お互いに刺激しあっていけた」
これは本当にまさしくそのとおり。
研究というのはもちろん自分個人のテーマがあって、自分でやらなきゃ意味がない。
しばしばとっても孤独な作業。
でもそこでゼミという場では、刺激を与え合う。
一人で悶々と考えるだけよりも何倍も得したんだと思うし、密な時間が過ごせた。
自分とは直接関係のないテーマだとしても、そこから必ず刺激やヒントがもらえた。
このメンバーだったからこそ、だな。
だから、ゼミには毎回参加することにしていた。

議論を重ねる。
人に自分のやってること、考えてることを口で説明する。
(意外と、かなり難しい)
でもそうすることで、自分の考え方が整理できて、明確になっていく。
(あるいは破綻している。。。と気づくことも)

とにかく。
こういう場があったからこそ私はがんばれた。
学問を通じて、自分自身のこと、
それから自分が置かれている状況や環境について今まで以上に考えるようになった。

そしてこんな私やゼミ生たちをここまで前へ進めてくれたのが先生であること間違いなし。
本当にいい先生に出会えたなぁ。大感謝。

そして。
『みなさんのレベルが高かったので、来年もぜひこのメンバーで何度か集まって読書会をやりたいと思います。』
そんな先生からの思いがけないお褒め&提案の言葉が本当に嬉しかった。

社会に出ること。
それはすなわち(少し長く居すぎたのかもしれない)アカデミックの世界から遠ざかること。
これが私は怖い。
なんだかわけのわからない世界に放り出される気がして。
だから、来年も考える場、議論をする場が確保されていると思うだけで、
社会に出て行くことが少し怖くなくなってきた(かも)。
やっぱり社会人になっても、考える力、自分と向き合う時間がなくなってしまうことだけは避けたい。

この前はアヤとカフェで何時間もいろんな話をした。
人の研究だとしても、議論をすると、
私が持ってる視点と相手が持ってる視点が重なり合って
新しい視点が開けてくる。そしてそれは自分の研究に結びついていく。
つまりこういうのが私にとっては大切な感覚で大切な時間ってこと。

博士課程に進むレベルには十分達していると言いながら、
そんな先生も、やっぱり学者の道は険しいという。
それとこれとは別、みたいな。
レベルがある・ないだけの問題じゃないんだなー。

『社会人になったからといって
考えることがなくなるわけではない。
毎日が学習だと思う』
うん。よし。

とりあえず提出は1月15日。