ふむ。
ゼミの先生が言ってたこと。
Globalization, Glocal・・・
・・・マクドナルドはなぜ世界中に広まるか?!
なんて問いを立てるのではなくて。
たとえばあるコミュニティ、町においてマックやスタバが広まったとしたら、
じゃあその要因とは何かをミクロなレベルで考えてみること。
だって。
つまり、企業ベース(マクドナルドの戦略、市場主義による世界の均質化など)で問いを立てるのではなく、
コミュニティとか、そういった単位の主体ベース(たとえば食習慣の変化、そのコミュニティでのコーヒーの位置づけ)で問いを立てることがおもしろいってこと。
さすが人類学者の視点、と思ったけど、
「グローバリゼーション」っていう言説が広がりまくってるこの世界。
グローカルなんて言葉で、ローカルを意識したものもあるけれど、
結局この造語の基盤も「グローバル」という言葉にあって、
視点はあくまで「グローバル」。
自然と考え方もその言説の流れに乗って「グローバル(=つまり漠然とした)」視点になってしまうということ。
まぁ、もちろん両方からのアプローチが必要なんだけどね。
とにかく。
今回は先生のさりげない一言に、すごく基礎的なことを「思い出させられた」わけで、
ミクロな考え方って忘れがちになるんだな、と改めて感じたわけでした。
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