Monday, November 23, 2009

ふむ。

ゼミの先生が言ってたこと。

Globalization, Glocal・・・

・・・マクドナルドはなぜ世界中に広まるか?!

なんて問いを立てるのではなくて。

たとえばあるコミュニティ、町においてマックやスタバが広まったとしたら、

じゃあその要因とは何かをミクロなレベルで考えてみること。

だって。

つまり、企業ベース(マクドナルドの戦略、市場主義による世界の均質化など)で問いを立てるのではなく、

コミュニティとか、そういった単位の主体ベース(たとえば食習慣の変化、そのコミュニティでのコーヒーの位置づけ)で問いを立てることがおもしろいってこと。

さすが人類学者の視点、と思ったけど、

「グローバリゼーション」っていう言説が広がりまくってるこの世界。

グローカルなんて言葉で、ローカルを意識したものもあるけれど、

結局この造語の基盤も「グローバル」という言葉にあって、

視点はあくまで「グローバル」。

自然と考え方もその言説の流れに乗って「グローバル(=つまり漠然とした)」視点になってしまうということ。

まぁ、もちろん両方からのアプローチが必要なんだけどね。

とにかく。

今回は先生のさりげない一言に、すごく基礎的なことを「思い出させられた」わけで、

ミクロな考え方って忘れがちになるんだな、と改めて感じたわけでした。