スケバン

歩き方を指摘されることが今までなかった、とは言わないが・・・
しかも、優雅な歩き方、ではなくて、むしろ、変な歩き方っていう指摘ね。
最近知り合ったひとたちにもやっぱり指摘された。
一人ならまだしも。複数の人から。

やっぱりおかしいのかな・・・。

そして先日。
授業に遅刻しそうだったから（電車のせいです）、大急ぎで買ったパンを食べながら、
たぶん険しい顔して早足で歩いていたら・・・（←絶対知り合いに出くわしたくない状況）

突然、「お。」と声をかけられる・・・
顔を上げたら、ゼミの先生・・・！！
なんだかものすごく恥ずかしい状況で出くわしてしまった。
「あ～～。」と口の中、パンが入ったまんま、表情も直せないまんま、
よくわかんない声を出してすれ違ってしまう・・・。

次の日学校でお会いしたときに、
「食べながら歩いてるところなんかでお会いしてしまって・・・」
と言うと。
「なーんか、スケバンみたいな歩き方な人だなぁ、と思って顔を見たら知ってる顔だったんだよねー。ははは。」
と。

スケバン・・・
スケバンって・・・

これは直すしかない。
が。どうしよう。
一体いつから私はスケバン歩きをしているのでしょうか・・・。

最近

少し大学院生活にも慣れてきて、
大体予習復習のリズムもつかめたところで。

通訳のバイトがはいった。
美容室関係の通訳。
まぁ、会議とかじゃないから、その分初心者の私でも大丈夫。
ただ単に通訳をしてればいいわけじゃなくて。
やっぱりビジネス、と一言で言っても、日本のやり方とフランスのやり方、
フランスが求めることと日本が求めること、
双方の意見の食い違いや文化的側面まで問題になる。
相互理解、っていうのが重要だし、ビジネスだから、っていって
単純に欧米式が受け入れられているわけじゃなかった。

日本は西洋の文化をたくさん受け入れて、企業形態とか生活スタイルまで
かなり欧米化されている。
・・・と思ってたけど。
そんなの100％は無理だ、ということ。
それを実感した。
たしかに、スタンダードとか、グローバル化、とかで統一化されてきた側面は多々あるし、
それなしにはもう回らない。
もちろん、「日本的」とか「フランス的」とか、「○○的」っていう言い方にも抵抗がある。
「西洋的」とか「欧米式」という言い方もある種の単純化だと感じる。

でも、二つの国の間には違いがあることは確かだし、それをまったく同じにするには、
「良い、悪い」以前に無理がある、ってこと。
つまり。
グローバル化を生きることで、統一化されていく過程を経験した上で、
各自、アイデンティティを強調し、前面に出したくなる、という側面ももちろんある。
でも、それよりも、今ある慣習や、人々の間の無意識的な理解というものが
かなり強くて、避けることができないものである、ということ。

それぞれお互いの文化が形を変えつつ、お互いを受け入れていくことが、「必要」だということ。
実際の現場を見て実感した。
そこから新たなものがまた生まれるんだ、とも感じた。
百聞は一見にしかず、とはこのこと。

ちょっと話は変わるけど。
最近は劇を見に行ったり、難民映画フェスティバルに行ったりして、
芸術から刺激をたくさんもらった。

劇なんてほとんど初めて。
こまつ座で井上ひさしの「父と暮らせば」に行ってきた。
出演はたったの二人。
セットも最初から最後まで変わらない。
それなのにひとつひとつの台詞が状況を見事に描き出す。
役者さんたちの演技力だけで涙を誘い、笑いを誘い、その場を激変させる。
人間が作り出す世界、空間。

映画は、Le dernier maquisというフランスの映画。
監督自身がアルジェリアからの移民で、イスラム教徒。
労働者の現状と、そこに絡む宗教や人の心を見事に描いていた。
この映画も、ほとんどシーンは同じ場所。
人間が動き、話すことで作り出されるものをここでも感じた。

知らないところに自らを投じることで得られることは多いし大きい。
行動しないことには始まらないってこのことだね。

なんかばらばらとした話題になっちゃったけど。
最近の報告。

日差し

最近は梅雨入りしたからみんな湿気を嫌がってますが・・・。
私は日差しが気になりだした。
やっぱり夏を感じる。

そしておでこで感じる・・・・
いっつもおでこから真っ黒になっていく私。
じりじりしたこの感覚。
感じたらすでに焼けてるのが常。
人一倍焼けやすい体質になったのはあの三年間のせいなのは間違いない。
メラニン色素まで変化した。ぜったい。
だって最近色素が元気なのを感じる。
やばいね。
冬は少しはおとなしくしてたはずなんだけど、
元気になりはじめたよーです・・・
ま、いっか。

自販機

・・・の運がいい私。

機械に対して運もなにもない、と言われればそれまでですが・・・。
おつりを取り忘れた人間がいて、その次に私が来れば私は運のいい人間。
確率的には低い気がするけどどう？

そして最近このパターンが私に多いっていうこと。

70円のコーヒーが、50円で飲めたら、
許せないまずさが、許せるまずさになり、
120円のジュースが100円で飲めたらいつもの短い休憩もちょっとした贅沢になり、
150円のペットボトルが100円で手に入れば、
間違えて設定した目覚ましが鳴った瞬間から10分以内で家を出たのにまだ遅刻しそう、っていう時の
自分に対する自己嫌悪が和らいだりする。

われながらちっちゃい、くだらん、単純、と思うけど。
やっぱり喜んじゃいます。

comme je veux...

家にこもって勉強していたら、体の芯から腐っていく気がして。

今日はお昼は外に気分転換に行くことに決めてた。

ちょうどよくあったかくて、よく晴れた日。

吉祥寺まで出たら、やっぱり人がたくさん。

でも日曜日だからか、吉祥寺だからか、お昼だからか。

あるいは私がそういう気分だったからか・・・。

とにかく。

人が多くてもいやじゃなかった。

邪魔じゃなかった。

ちょうどいいかんじだった。

家にいたらひたすら自分と向きあうしかない。

ひたすら自分の頭と向き合うしかない。

すごく逃げたくなる。

外に出て、人にまぎれると、逆に素直に自分と向き合える気がした。

足のむくまま歩く。

お腹が空けば好きなところに入る。

静かな書斎のような雰囲気のカフェ。

好きな本を読んで

好きなだけ時間をすごして

気が済んだら外に出て。

好きなところで足を止めて。

雑踏の中にいる自分。

それを心地よく感じた午後でした。