無知と罪

フランスの選挙を見たり、
友達と話したりして、
最近考えたこと。

何も知らずに言ってしまうこと。
それが全くの無知に基づいていると
あまりにもショックで罪な発言でも
その相手になにも言えず
ただただ唖然としてしまう。

ちゃんと問題点を把握して
それを知っていて
罪な発言をする人

どっちが怖いって、多分最初のタイプ。
何も知らないから
思い込みで物事を理解して
それ以上踏み込んで考えることは「できない」

ある人がわかりやすい説明をしたら
そうだそうだ、ってうなずいて終わる。
そしてそれがほとんどの人だったりする。

大衆を動かす力。

民主主義は結局、ある程度の知識を持っている人も
何も知らない人も、考えようとする人も、ただただうなずくだけの人も
すべてが対等の立場にいる。

上に立つ人。
そういう人は、大衆をどうやって動かすかを心得ている人。
カリスマ性、って言ったりする。

私の場合も、何も考えずにのみこんで、へぇ～、ってバカみたいに納得していることが多いんだろう。
なんでも信じやすいからね、私。
でもそう思うと怖くなる。
いろいろと知ろうと思っても
全部を知ることは無理。
ただ、ひとつひとつの物事に真剣に向き合って
きちんと考えるってことをするべきなんだろうな。
物事には必ず何通りもの見方がある。

「無知は時として罪になる」

85%

投票率８５％以上。

第一回目の大統領選の投票率。

右派の民衆運動連合（ＵＭＰ）のサルコジが１位、

社会党（ＰＳ）のロワイヤルが二位。

決選はこの二人。

それにしてもこの投票率。

私はまずそこにびっくり。

結果についてもいろんな分析がされてる。

いろんな見方、考え方。

候補者の人格も影響を与える要因。

この投票率を見ても感じるけど

個人の日常生活と政治というものが直結してる。

だから自分の票はものすごく大切だし、

その結果に対しても真剣に向き合い、向き合える。

当たり前のことのはずなのに

新鮮に感じてしまう。

アツイ

最近パリが暑かった・・・

25度を多分毎日越えてて・・・

だから、もちろん私は死んでます。

暑さって、ホントに苦手。

会う人みんな、いやぁ、毎日晴れてて最高だね～！

となぜか笑顔。

晴れるのはいいよ。気持ちいいしね。

でも。

こんなにじりじり照りつける暑さは我慢なりません。

やっと今日は18度。これくらいが私にはちょうどいい。

ま、すごい主観的な「暑さ」だね。

それにしても四月に25度を超えるだなんて、温暖化だから・・・

熱い

これはフランス人の政治に対する態度。

22日に大統領選の第一回目の投票がある。

熱いというほどではないのかもしれない。

いや、むしろ、政治に対する関心が薄れてる、っていう話もあるし。

みんなが熱くなるのはメディアがあおってるから、ってところもあるし。

でも、インテリとか一部の人たちだけじゃなくて、

一般市民、大人も若者も、いろんな人が政治を話題にしてる。

（この前は１２歳くらいの男の子がかなりぺらぺらと意見してるとこ見ました。）

もちろん、「みんな」、っていうとそれもまた語弊があるのかもしれませんが、

日本に比べて国民の関心が高いのは確か。

それぞれがそれぞれの「政治」を

それぞれの言葉で語る。

政治ってそんなに気難しい生き物じゃないんだなぁ、と。

話題にする、（右派でも左派でも）意見を持つ、

批判したり、相手の意見を真剣に聞くっていうこと

大切だと思う。

っていうかそうあるべきなんだろうと思う。

熱くなりすぎて「客観性」を欠くとそれもまた問題だけど、

どちらにせよ、

投票もせず、意見も持たず、何も考えずに生活をするんじゃ、

せっかくの民主主義を無駄にしてる。

やっぱり一人一人の意識が民主主義を作るっていうのは基本なんだなと

いまさらながら実感。

選ぶ。

勉強を続ける友達もいれば、
就職をした友達もいる。
後輩も進級（たぶん・・・）。
社会人二年目、っていう友達もいる。

みんな四月が節目。
きっと日本にいればそれをじかに実感したんだろうね。

私はいまいち実感わかない、って
そう思ってたけど。

やっぱり四月は私にとっても、ある意味「節目」だった。
留学生活も気づけば残りわずか。
それをただただ終わらせようとするだけじゃダメだってことに気づいた。
私だってその後がある。
考え始めたのが四月。
自分のことがいかにわかってないかを実感したのも四月。

いろんな感情がごちゃごちゃしてきた最近。
私は何がしたいんだろう。

何事も結局自分から決めていかないとね。

選択をするときは思いっきりが大事だけど
それに踏み込むことが苦手。
自分が一番求めてるものってなんだろう。
一番の選択肢ってなんだろうと考えてしまう。

自分が前から思い描いていたものとは
違う道があることに気づいて
そっちを選ぶことは難しいけど、
選んで後悔しないなら
それが結局一番の選択肢。

選んだ道を後悔しないように生きること。
一番いい道なんて選ぶ時点でわかることじゃないよね。

えい、と踏み込む勢いをつけるのに
人一倍時間がかかる

遊んだ

「友達の誕生日、おいでよ」
って誘われて、会ったことない人だったけど
快いお誘いを受けて、誕生日会へ。
ちょっとしたサプライズ(ゲーム）付きらしい、って聞いてはいたけど・・・。
まさかこんな大掛かりだなんてね。

集合場所（Bastille）にぶらぶらと夜九時ごろに行ったはいいものの・・・

結局レストランでおいし～ご飯にありつけたのは
真夜中の12時前でした・・・。

二時間半もパリの街中を走り回った・・・

ようは、宝探しみたいなもの。
街中で。
二つのグループに分けられて、
どっちが最初に最終地点にたどり着けるかを競う。

あちこちに封筒が置いてあって、次の地点に関するヒントが書いてあって。
特定の公衆電話から電話しろ、とか
浮浪者に扮した人からヒントをもらったり・・・

勝つためなら手段を選ばず、ってかんじで。

久しぶりに「遊んだ」ってかんじ。
すごく疲れたけど、
よく笑った。
裁判所前にいる衛兵さんたちまで苦笑いのお遊び。

とても気持ちのいい人たちとも出会えたし。
いい思い出がまたひとつ。

・・・靴擦れがすごいことになってしまいましたが・・・

SFCで糸電話とかして遊んだことを思い出した。

「遊んだ」、って言ったらたいてい、
飲みに行った、とか
お茶した、とか
映画行った、とかになるけど

ちょっと違う遊び。
こういうのもいいね。